ハプログループMS (Y染色体)(ハプログループMS (Yせんしょくたい)、英: Haplogroup MS (Y-DNA))またはハプログループK2b1 (Y染色体)とは分子人類学において人類の父系を示すY染色体ハプログループ(型集団)の分類で、ハプログループK2bの子系統で、「P397,P399」の変異によって定義されるグループである。30000-40000年前に東南アジア、オセアニアにおいて誕生したと考えられる。かつてはハプログループMハプログループSという別々の系統としてたてられていたが、両者が姉妹群であることがわかった。

下位系統と分布

  • MS(=K2b1)
    • S (B254) 
      • S1 パプア・ニューギニア、ニューブリテン、メラネシア、オーストラリアでみられ、ポリネシアでは稀
      • S2 (P336) アロール島で26%、インドネシア東部の他地域で非常に低頻
      • S3 (P378) アエタで60%の高頻度
    • M (P256, Page93/S322) パプア・ニューギニア、ニューブリテン島、ポリネシア、メラネシアでみられ、オーストラリアでは非常に低頻度

脚注



ハプログループN (Y染色体) YouTube

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Y染色体ハプログループの分布 日本の歴史アップデート

Y染色体を用いた父系統ハプログループの研究|初めての遺伝子検査

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