河端 朋之(かわばた ともゆき、1985年2月7日 - )は、鳥取県琴浦町出身の競輪選手、自転車競技選手。日本競輪選手会岡山支部所属。日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第95期生。師匠は竹本茂(81期)。

来歴

鳥取県立倉吉工業高等学校を経て、同校の実習助手等の職に就きながらレース活動を行い、2005年の全日本自転車競技選手権大会(以下、全日本選手権)のスプリントで3位に入る。さらに2006年の兵庫国体ではチームスプリントで、2007年の秋田国体ではスプリントでそれぞれ優勝。その後第95期生として競輪学校に入校し、在校競走成績は23勝を挙げ第10位であった。

2009年1月1日、ホームバンクとなる玉野競輪場でデビューし6着。初勝利は1月2日。

2022年5月1日、青森競輪場での施設整備等協賛競輪にてGIII初優勝。

2022年9月4日、PIST6の予選タイムトライアルで10秒009(200m)を記録し、大会記録を達成した。

2023年、第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントにて特別競輪で初の決勝戦進出を果たす。

主な実績

2011年

  • 全日本選手権のスプリントで3位、同ケイリンで2位に入り、その後日本代表入り。
  • 12月29日に平塚競輪場で開催された「ナショナルチームカップ」に当時S級2班ながら選出され2着に入る健闘を見せた。

2012年

  • 4月に開催された世界選手権のメンバーには選出されず、この時点で同年開催のロンドンオリンピック出場の夢は潰えた。
  • 5月に行われた全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)・スプリントで初優勝。
  • 全日本選手権で「三冠」を達成。
    • スプリント 優勝
    • ケイリン 優勝
    • チームスプリント 優勝( 稲毛健太、坂本貴史)
  • 2012-2013トラックW杯第1戦カリ大会

   スプリント 銀メダル/チームスプリント 銀メダル/スプリント 6位

  • 2012-2013トラックW杯第2戦グラスコー大会

   スプリント 8位/チームスプリント 9位

2013年

  • 2012-2013トラックW杯第3戦アグエスカリエンテス大会

   スプリント 17位/チームスプリント 12位

  • 2013 UCIトラック世界選手権

   スプリント 24位

  • 2013-2014トラックW杯第1戦マンチェスター大会

   スプリント 33位/チームスプリント

  • 2013-2014トラックW杯第2戦アグエスカリエンテス大会

   スプリント 17位/チームスプリント 12位( 中川誠一郎、渡邉一成での予選タイム43”092は日本記録)

  • 第82回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース

   ケイリン 3位/スプリント 優勝

  • 全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)

   スプリント 2位

2014年

  • 2013-2014トラックW杯第3戦グアダラハラ大会

   スプリント 41位

  • 2014 UCIトラック世界選手権

   スプリント 27位

  • 第83回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース

   ケイリン 4位/スプリント 2位

  • 9月に開催された2014年アジア競技大会

   男子スプリントで銀メダル。

2015年

  • 2014-2015トラックW杯第3戦カリ大会

   スプリント 37位

  • 2015 UCIトラック世界選手権

   スプリント 30位

  • 第84回全日本自転車競技選手権大会トラック

   レース・ケイリン 3位/スプリント3位

  • 全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)

   スプリント 2位

  • アジア選手権トラック

   男子スプリントで金メダル。

  • 2015-2016トラックW杯第2戦ケンブリッジ大会

   スプリント 38位

2016年

  • 2015-2016トラックW杯第3戦香港大会

   スプリント 47位

  • 第85回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース

   ケイリン 優勝/スプリント優勝

  • 2016-2017トラックW杯第1戦グラスゴー大会

   ケイリン 11位/スプリント17位

  • 2016-2017トラックW杯第2戦アペルドールン大会

   ケイリン 12位/スプリント 16位/チームスプリント 13位

  • アジア選手権トラック

   男子スプリント 8位

2017年

  • 2016-2017トラックW杯第3戦カリ大会

   ケイリン 4位(ゴール直後に落車)/スプリント 棄権

  • 2016-2017トラックW杯第4戦ロサンゼルス大会

   怪我のため不参加

  • 2017 UCIトラック世界選手権

   ケイリン 13位/スプリント 31位

  • アジア選手権トラック

   男子スプリント 銀メダル

  • 全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)

   スプリント 2位

  • 2017-2018トラックW杯第1戦プルシコフ大会

   スプリント15位/チームスプリント 9位

  • 2017-2018トラックW杯第2戦マンチェスター大会

   チームスプリント 11位/ケイリン13位

  • 2017-2018トラックW杯第3戦ミルトン大会

   スプリント 13位/ケイリン 11位

  • 2017-2018トラックW杯第4戦サンティアゴ大会

   チームスプリント 5位

2018年

  • アジア選手権トラック

   男子ケイリン 金メダル/チームスプリント 銀メダル

  • 2018 UCIトラック世界選手権

   男子ケイリン 銀メダル ※日本選手が同種目で表彰台に上がるのは、1993年大会で吉岡稔真が銅メダルを獲得して以来25年ぶり。

  • モスクワグランプリ2018

   男子ケイリン 金メダル

   男子スプリント 9位(予選タイム9秒693で自己新記録)なお、同予選5位、脇本雄太の9秒634は、中川誠一郎が持つ9秒702を超える5年ぶりの日本記録

  • 2018-2019トラックW杯第1戦フランス大会

   スプリント22位/ケイリン 10位

  • 2018-2019トラックW杯第2戦カナダ大会

   スプリント20位/ケイリン 17位

2019年

  • 2018-2019トラックW杯第6戦香港大会

   ケイリン 銀メダル

2024年

  • 全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)

   スプリント 優勝

参考文献

  • (日本競輪学校)第95期生 新人選手通信簿 - KEIRIN.JP
  • 2007国民体育大会5日目国体最終日、福島県が団抜優勝などで総合5連覇達成 - cyclingtime.com 2007年10月5日付
  • 河端朋之がケイリン金でアジア王者に・世界選手権の出場枠を獲得/アジア選手権トラック2018 - 2018年2月17日付
  • 河端朋之が男子ケイリンで銀メダル 世界選では25年ぶりのメダルを獲得 - SANSPO.com 2018年3月2日付
  • 日本でオリンピックのメダルに最も近い男!?河端朋之ケイリン優勝「今シーズンW杯でメダルに絡む」/モスクワグランプリ2018

脚注

外部リンク

  • 選手プロフィール - KEIRIN.JP
  • 河端朋之 - UCI (英語)
  • 河端朋之 - Cycling Archives (英語)
  • 河端朋之 - CycleBase (英語)

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