東岩瀬町(ひがしいわせまち)は、かつて富山県上新川郡にあった町。
地理
北側は富山湾に面する。
歴史
三津七湊のひとつである岩瀬湊として知られ、江戸時代には北前船の寄港地として栄えた。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、上新川郡東岩瀬町、東岩瀬村及び西宮村の区域をもって、上新川郡東岩瀬町が発足する。
- 1940年(昭和15年)9月1日 - 上新川郡東岩瀬町が富山市に編入する。
経済
農業
『大日本篤農家名鑑』によれば東岩瀬町の篤農家は、「岩田健一郎、山本勇次、酒井平二、成瀬一郎、古市藤太郎、青木辰次郎、杉本安平、畠山小兵衛、森正太郎」などがいた。
漁業
砂浜である海岸では漁業が行われていた。神通川河口は水産物の集散地となっていた。
工業
絹織物、製薬工場のほか、近代化学工場も建設されていた。
行政
歴代町長
- 高見之通
- 馬場道久
娯楽
- 岩瀬東映歌舞伎座 - 劇場・映画館。
脚注
参考文献
- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
- 富山県の廃止市町村一覧




