ヴィンセント・アントニオ・ロッティーノ(Vincent Antonio "Vinny" Rottino , 1980年4月7日 - )は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身の元プロ野球選手(外野手、内野手、捕手)。 ヴィニー・ロティーノとの表記もある。
経歴
プロ入り前
ウィスコンシン大学ラ・クロッセ校では遊撃手としてプレーしていた。
ブルワーズ時代
2003年1月3日、アマチュア・フリーエージェントでミルウォーキー・ブルワーズと契約。
2006年9月1日のフロリダ・マーリンズ戦でメジャーデビューを果たす。
2009年は、第2回WBCのイタリア代表に捕手として選出され、後に日本のオリックスでチームメイトとなるアレッサンドロ・マエストリともバッテリーを組んだ。
ドジャース傘下時代
2009年7月31日にクラウディオ・バルガスとのトレードでロサンゼルス・ドジャースへトレードされ、メジャー昇格には至らなかった。11月9日にFAとなった。
マーリンズ時代
2009年11月24日にフロリダ・マーリンズと契約。
2010年11月6日にFAとなったが、11月20日にマーリンズと再契約した。
2011年に3年ぶりのメジャー昇格を果たす。10月7日にFAとなった。
メッツ時代
2011年11月16日にニューヨーク・メッツと契約した。
インディアンズ時代
2012年6月27日にウェーバーでクリーブランド・インディアンスへ移籍した。11月1日にFAになった。
オリックス時代
2012年12月27日、オリックス・バファローズが獲得を発表した。
2013年2月に右肘の肘頭骨棘(こっきょく)障害で離脱するが、4月には実戦に復帰しファームで調整。5月2日に一軍に昇格した。2013年10月25日、自由契約公示された。
ネクセン・ヒーローズ時代
2013年12月11日、韓国のネクセン・ヒーローズと契約した。
2014年4月10日、起亜タイガース戦で先発マスクをかぶり、アンディ・バンヘッケンと韓国プロ野球史上初の外国人バッテリーを組んだ。同年は主に外野の控えとして起用され韓国シリーズにも出場したが、ネクセンとの再契約は結ばれなかった。
マーリンズ復帰
2014年12月17日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結ぶ。
2015年オフに自由契約となる。
ホワイトソックス傘下時代
2016年1月22日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結ぶ。同年限りで現役を引退した。
現役引退後
現役引退後はテキサス・レンジャーズでスカウトなどを経て、2021年よりバリー・スポーツ・ウィスコンシンでミルウォーキー・ブルワーズの専属解説者を務める。
プレースタイル
コンパクトなスイングで広角に打ち返す打撃が持ち味。外野手での登録となっているが、捕手や内野手もこなすことができるユーティリティープレイヤー。強肩も兼ね備える。また足もそこそこ速く、マイナーリーグでは通算116盗塁を記録。
詳細情報
年度別打撃成績
記録
- NPB
- 初出場・初先発出場:2013年5月2日、対千葉ロッテマリーンズ5回戦(京セラドーム大阪)、5番・指名打者で先発出場
- 初打席:同上、2回裏に藤岡貴裕から中飛
- 初安打・初本塁打・初打点:同上、4回裏に藤岡貴裕から左越ソロ
- 初盗塁:2013年8月24日、対北海道日本ハムファイターズ17回戦(京セラドーム大阪)、4回裏に二盗(投手:ボビー・ケッペル、捕手:鶴岡慎也)
背番号
- 8 (2008年 - 2009年)
- 10 (2010年)
- 43 (2011年)
- 33 (2012年)
- 25 (2012年)
- 4 (2013年)
- 2 (2014年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 R
- オリックス・バファローズの選手一覧
- 北米・欧州出身の日本プロ野球外国人選手一覧#アメリカ合衆国
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- KBO通算成績(韓国語)




