JR東日本トレインシミュレータ(ジェイアールひがしにほんトレインシミュレータ、JR EAST Train Simulator)は、音楽館が開発し、東日本旅客鉄道(JR東日本)が販売する鉄道運転シミュレーションゲームである。JRETSと略されることもある。
概要
音楽館がJR東日本の全乗務員区所に納入している訓練用シミュレーターを、家庭用に移行したものである。販売はSteamにて行われており、早期アクセス版は980円で販売されていた。現在は基本パックが2980円で販売されている。ゲーム内の映像は、運転士の目線に合わせ、実際の車両で、実際の路線を走行し収録されたもので、音声についても実際の車両で収録されている。また、ゲーム内のBGMは、音楽館の代表取締役社長である向谷実も所属しているかつしかトリオの曲が使用されている。基本パック(本体)に加え、DLCを購入することで運転できる区間を追加したり、運転できる路線を追加することができる。また、2024年11月29日にシミュレータのクラウドサービス対応開始が発表。同年12月6日より、サービス開始がされた。
収録区間
DLC発売に合わせ、向谷実のYouTubeチャンネルにて、JR東日本の担当者と一緒に、アップデート内容やDLCの詳細について説明をする生配信を行うのが定番である。一部の生配信には、現役の乗務員も参加し、路線の魅力や運転方法などを紹介している。また、全路線において現役の車掌による原声放送が実装されており、一部の路線では、運転士喚呼も実装されている。
歴史
- 2022年(令和4年)
- 9月2日:Steamのストアページ公開とともに同月20日に早期アクセス版を発売すると発表。
- 9月20日:早期アクセス版が発売。
- 11月15日:早期アクセス版の販売が終了。早期アクセス版購入者は、基本パックへ無償でアップグレードされた。また、早期アクセス版終了に伴い、京浜東北線と八高線が削除された。同日に基本パックが発売され、東海道線、中央線快速電車のDLCも発売された。
- 11月16日:大糸線のDLCが発売。
- 2023年(令和5年)
- 2月21日:DLC第4弾にあたる埼京線・川越線のDLCが発売。
- 4月27日:早期アクセス版に収録されていた京浜東北線が、大船まで延長し、京浜東北・根岸線として基本パックへ無償追加された。
- 5月30日:DLC第5弾にあたる仙石線のDLCが発売。
- 6月27日:DLC第6弾にあたる京葉線のDLCが発売。
- 7月25日:DLC第7弾にあたる山手線のDLCが発売。
- 8月29日:DLC第8弾にあたる常磐線のDLCが発売。
- 9月26日:DLC第9弾にあたる信越本線のDLCが発売。
- 10月31日:DLC第10弾にあたる八戸線のDLCが発売。
- 11月28日:DLC第11弾にあたる南武線、南武支線、鶴見線のDLCが発売。
- 12月19日:DLC第12弾にあたる総武快速線のDLCが発売。
- 2024年(令和6年)
- 1月30日:DLC第13弾にあたる小海線のDLCが発売。
- 2月27日:DLC第14弾にあたる高崎線のDLCが発売。
- 3月26日:DLC第15弾にあたる留萌本線のDLCが発売。
- 4月23日:DLC第16弾にあたる男鹿線のDLCが発売。
- 5月28日:DLC第17弾にあたる成田線、鹿島線のDLCが発売。
- 8月27日:DLC第18弾にあたる宇都宮線のDLCが発売。
- 9月24日:仙石線・信越本線・八戸線の一部区間が基本パックへと無償追加された。
- 10月29日:DLC第19弾にあたる横須賀線のDLCが発売。
- 11月28日:DLC第20弾にあたる青梅線のDLCが発売。
- 11月29日:JR東日本より、JR東日本トレインシミュレータのクラウドサービス対応が発表。同年12月6日よりサービス開始。
- 12月17日 : DLC第21弾にあたる東海道貨物線のDLCが発売。本作初の特急列車が初めて収録される。
- 2025年(令和7年)
- 2月27日:DLC第22弾にあたる初の車両DLCとして185系特急型電車のDLCが発売。
- 3月25日:DLC第23弾にあたる早期アクセス版に収録されていた八高線のDLCが発売。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- JR EAST Train Simulator 公式サイト
- JR EAST Train Simulator ストアページ
- JR EAST Train Simulator 公式X
- 音楽館 公式サイト
- 向谷実 公式YouTubeチャンネル




